GUIDE|申告の要否と、住民税の手続き
チャットレディの確定申告|
いくらから必要?扶養・住民税と、出すまでの手順|C-pot
本業が会社員の方は、それ以外の所得(収入から経費を引いた額)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。そして2025年分(2026年に出す申告)から金額の線が変わりました。ネットに残っている古い数字を見て判断すると間違えます。C-pot(シーポット)は大通エリア2店舗と札幌駅エリア1店舗の札幌のチャットレディ(チャトレ)事務所です。この記事では①自分に申告が必要か ②2025年分から変わったところ ③住民税の扱い ④出すまでの手順をまとめました。最終的な判断は管轄の税務署か税理士にご確認ください。
この記事の信頼性
- 書いた人:C-pot(シーポット)札幌 編集部
- 制度の出どころ:国税庁「令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等と確定申告」/国税庁 No.1199 基礎控除/国税庁 No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人
- 自社の条件の出どころ:報酬について(天引きの有無・受け取り方)
- 税額や控除の個別の判断はできません。迷ったら管轄の税務署か税理士にご相談ください
- 公開:2026年7月19日/最終更新:2026年9月17日
先に結論
- 本業がある方=チャットレディの所得が年20万円を超えたら申告(収入ではなく、経費を引いたあとの額)
- これ1本の方=所得が控除の範囲に収まっていれば所得税の申告は不要。それでも住民税の申告が必要になることがあります
- 2025年分から金額の線が変わりました。所得税がかからない給与収入の上限は160万円です。古い数字が検索に残っています
- 社会保険の130万円の線は変わっていません。扶養に入っている方は、こちらのほうが影響が大きいことがあります
- 会社に知られる経路でいちばん多いのは住民税。ただし「自分で納付」にしても確実に防げるとは言えません
先に結論|まず自分がどれに当たるかを決める
確定申告の話は、自分がどの立場かで答えが変わります。まずここを決めてください。
| あなたの状況 | 所得税の申告 | 気をつけるところ |
|---|---|---|
| 本業が会社員・パート | チャットレディの所得が年20万円を超えたら必要 | 住民税から会社に知られる経路がある |
| これ1本 | 所得が控除の範囲に収まれば不要 | 住民税の申告は別に必要になることがある |
| 学生・扶養に入っている | 同上 | 扶養から外れる線のほうが影響が大きい |
※ 国税庁 No.1900より。個別の事情で変わります。最終的な判断は管轄の税務署か税理士にご確認ください。
「そもそも税金がかかるのか」から知りたい方はチャットレディは税金がかかる?確定申告の基本を先に読んでください。この記事は、その次にくる「実際にどう出すか」の話です。
2025年分から変わったところ
ここがいちばん大事です。検索で出てくる記事の多くが、改正前の古い数字のままになっています。
| 何の線か | 2025年分から | 扱い |
|---|---|---|
| 所得税(いわゆる「年収の壁」) | 給与収入160万円まで所得税がかからない | 変わりました |
| 社会保険 | 130万円 | 変わっていません |
| 本業がある方の申告の線 | 本業以外の所得が年20万円 | 変わっていません |
※ 出典:国税庁「令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等と確定申告」/国税庁 No.1199 基礎控除。控除額は合計所得金額によって変わります。
令和7年度の税制改正で基礎控除と給与所得控除が見直され、その結果として所得税がかからない給与収入の上限が上がりました。一方で、社会保険の線は動いていません。
扶養に入っている方にとっては、こちらのほうが影響が大きいことがあります。所得税の線を気にして調整していたのに、先に社会保険のほうに当たってしまう、という順番が起こりうるからです。
「収入」と「所得」は別のものです
ここを取り違えると、判定そのものが狂います。
- 収入=受け取った金額そのもの
- 所得=収入から経費を引いたあとの金額
- 申告が必要かどうかの20万円は「所得」で見ます。受け取った金額ではありません
ここでC-potの条件がひとつ関わってきます。C-potは完全歩合制で、衣装代・メイク代などの天引きが一切ありません。登録料・入会金もなく、通勤の場合は初期費用0円(パソコン・カメラ・照明・衣装は事務所のもの)です。
これは受け取る金額の面では有利ですが、申告のうえでは「経費として引けるものがほとんど発生しない」という意味にもなります。通勤で働く方は、収入と所得がほぼ同じ額になりやすい、ということです。逆に在宅の方は、機材の購入や通信費など、自分で出しているものがあります(在宅vs通勤チャットレディ)。
用意しておくもの・経費になりうるもの
申告のときに慌てないために、1年を通して残しておくものです。
| 用意するもの | どこにあるか |
|---|---|
| 受け取った金額の記録 | 日払いで現金を受け取ったぶんも含めて、自分で日付と金額を控えておくのが確実です |
| 自分で払ったものの領収書 | 在宅の機材・通信費など。レシートを1つの封筒にまとめるだけで十分です |
| 本業の源泉徴収票 | 本業がある方。12月〜1月に勤め先から渡されます |
| マイナンバーが分かるもの・本人確認書類 | マイナンバーカードがあれば1枚で足ります |
| 振込先の口座 | 還付がある場合の受け取り用です |
受け取り方によって、記録の残り方が違います。C-potは日払いに対応していて、通勤は現金で手渡し、在宅は振込です。振込なら通帳に履歴が残りますが、現金で受け取ったぶんは自分で控えておかないと、あとから思い出せません。スマホのメモで構わないので、その日のうちに残す習慣にしてください。
経費になりうるものは、その仕事のために使ったと説明できるものです。家事と共用しているもの(自宅の電気代・通信費など)は、仕事で使った割合のぶんだけを入れるのが原則になります。どこまで入れられるかは個別の事情によるので、税務署か税理士にご確認ください。
住民税|会社に知られる経路と、その限界
副業で調べている方が、いちばん気にしているのがここだと思います。正直に書きます。
本業以外で収入を得ると、その分も含めた住民税が計算され、本業の勤め先に通知されることがあります。金額が想定と違うことから気づかれる、というのが多い経路です。
これを避けるために、確定申告のときに住民税の納付方法を「自分で納付(普通徴収)」に選ぶ方法があります。ただし、自治体によっては給与分と合算して会社へ通知される扱いになるため、これで確実に防げるとは言えません。「この手続きで絶対に知られません」と書いているページがありますが、正確ではありません。
そして経路は住民税だけではありません。配信に映るもの・声、会話の積み重ね、生活の変化という道すじもあります。全体像は身バレ対策 完全ガイドと身バレ対策にまとめました。
※ 住民税の取り扱いは自治体によって異なります。お住まいの市区町村の窓口でご確認ください。
いつ・どこで・どうやって出すか
手順そのものは、思っているより短いです。
- 対象=1月1日から12月31日までの1年ぶん。月ごとの上下は関係ありません
- 時期=翌年の2月16日から3月15日ごろ。土日の関係で前後します
- 出し方=国税庁のサイトで作って、スマホから送る/印刷して郵送する/税務署に持っていく
- 作る場所=国税庁「確定申告書等の作成」から進められます
収入に波があると手続きが面倒になりそうに思えますが、1年ぶんをまとめて見るので、月ごとの上下は関係ありません。波そのものの話は収入の波と、続けたときの推移にまとめています。
初めての方は、2月に入ってからではなく1月のうちに書類を集めておくと落ち着いて進められます。分からないところは税務署で聞けます(申告の時期は相談の窓口が混みます)。
出さなかったらどうなるか
必要なのに出さないと、本来の税金に加えて加算税や延滞税がかかることがあります。後から分かって、まとめて請求される形になります。
もうひとつ、見落とされがちな話をしておきます。申告は「取られるだけ」の手続きではありません。本業で払いすぎている税金があった場合や、経費が多かった場合には、戻ってくることもあります。出したほうが有利になる年もある、ということです。
不安なまま放置するのがいちばん良くない形です。迷ったら税務署に電話して聞いてください。匿名でも答えてもらえます。
よくある質問
Q. チャットレディの確定申告は、いくらから必要ですか?
本業が会社員・パートの方は、それ以外の所得(収入から経費を引いた額)が年間20万円を超えると必要です。チャットレディ1本の方は、所得が控除の範囲に収まっていれば所得税の申告は不要ですが、住民税の申告は別に必要になることがあります。最終的な判断は管轄の税務署か税理士にご確認ください。
Q. 2025年分から何が変わったのですか?
令和7年度の税制改正で基礎控除と給与所得控除が見直され、所得税がかからない給与収入の上限が160万円になりました。社会保険の130万円の線は変わっていません。検索で出てくる記事には改正前の古い数字が残っているので、金額を確認するときは国税庁のページをご覧ください。
Q. 会社に知られずに副業できますか?
いちばん多い経路は住民税です。確定申告で納付方法を「自分で納付(普通徴収)」にする方法がありますが、自治体によっては給与分と合算されるため、確実に防げるとは言えません。ほかに、配信に映るもの・会話の積み重ね・生活の変化という経路もあります(身バレ対策 完全ガイド)。
Q. 日払いで現金を受け取っています。記録はどうすればいいですか?
その日のうちに日付と金額を自分で控えておいてください。C-potは日払いに対応していて、通勤は現金で手渡し、在宅は振込です。振込なら通帳に履歴が残りますが、現金のぶんは後から思い出せません。スマホのメモで十分です。
Q. 経費にはどんなものが入りますか?
その仕事のために使ったと説明できるものです。在宅の方は機材の購入や通信費が該当しやすく、通勤の方はパソコン・カメラ・照明・衣装が事務所のものなので、そもそも自己負担がほとんど発生しません。自宅の電気代のように家事と共用しているものは、仕事で使った割合のぶんだけを入れるのが原則です。どこまで入れられるかは個別の事情によります。
Q. 扶養に入っています。働く時間を調整したほうがいいですか?
調整するなら、所得税の線より先に社会保険の130万円の線に当たることがある点にご注意ください。C-potは週1日・1日3時間からでノルマもシフトの強制もないので、月ごとに入れ方を変えられます。具体的な調整は面談でも相談できます。
Q. 申告のことが分からなくて不安です。事務所は教えてくれますか?
申告の進め方そのものはスタッフがご案内できますが、税額や控除の個別の判断まではできません。最終的な相談先は管轄の税務署か税理士です。報酬の受け取り方や働き方の条件については面談でご説明できますし、相談だけで帰っていただいても問題ありません(応募から体験までの流れ)。
まとめ:1年ぶんの記録を残すところから
やることは、順番にすれば多くありません。
- まず自分がどの立場かを決める(本業あり/これ1本/扶養に入っている)
- 本業がある方は所得が年20万円の線。収入ではなく所得で見る
- 2025年分から金額の線が変わった。古い数字で判断しない
- 社会保険の130万円は据え置き。扶養の方はこちらが先に当たることがある
- 住民税は「自分で納付」にしても確実ではない。経路は他にもある
- 受け取った金額は、その日のうちに控える。これだけで申告がとても楽になります
働き方そのものの条件(単価・天引きの有無・受け取り方)は報酬についてに公開しています。事務所を比べているところなら事務所の選び方、これから始める方は未経験の方へもどうぞ。




